新横浜駅徒歩1分の婦人科クリニック 低用量ピル・子宮頸がん検査・生理のお悩み検査・治療
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子宮頸がん検診の結果、「要精密検査」という通知を受け取られたとき、大きな衝撃と不安、そして混乱を感じるのは当然のことです。これからどうなるのだろう、自分はがんなのだろうか、と様々な思いが頭を駆け巡ることでしょう。
まず、最もお伝えしたい大切なことがあります。それは、「検診での異常=がん」ではないということです 。子宮頸がん検診は、がんを早期に発見するだけでなく、がんになる前の「前がん病変」と呼ばれる細胞の変化を捉えることを目的とした、非常に優れた検査です。検診で異常が見つかるということは、がんへと進行する可能性のある変化を、治療可能な非常に早い段階で発見できたという証拠でもあります。
子宮頸がん検診(細胞診)は、子宮の入り口である「子宮頸部」から細胞を採取し、顕微鏡でその形や状態を調べる検査です 。その結果は、細胞の変化の度合いに応じて、いくつかのクラスに分類されます。これは最終的な診断ではなく、次のステップを判断するための重要な指標です。
ここでは、主な結果である「ASC-US」「LSIL」「HSIL」について詳しく見ていきましょう。
これは決して珍しい結果ではなく、検診を受けた方のうち20~30人に1人程度に見られます 。ASC-USはがんではなく、多くの場合、心配のない一過性の変化です。しかし、その「意義不明」な状態を明らかにするために、次のステップの検査が必要となります 。
「病変」や「異形成」という言葉に不安を感じるかもしれませんが、LSILはがんではありません。重要なのは、LSILと診断された異形成の多くは、特別な治療をしなくても、体の免疫力によってウイルスが排除されるとともに自然に治癒する可能性が高いということです 。ただし、ごく一部が進行する可能性もあるため、状態を正確に把握するための精密検査が推奨されます 。
HSILは、放置すると将来的に子宮頸がんへ進行するリスクがLSILよりも高い状態です。しかし、この段階もまだ浸潤がんではありません。子宮頸がん検診の最大の目的は、このHSILの段階で変化を発見し、がんへの進行を未然に防ぐための治療を行うことです。したがって、この結果が出た場合は、速やかに精密検査を受け、適切な対応をとることが極めて重要です 。
痛みについて: コルポスコープでの観察や酢酸の塗布は痛みを伴いません。組織を採取する際に、チクッとした痛みや生理痛のような軽い痛みを感じることがありますが、一瞬で終わります。麻酔なしで問題なく受けられる検査です 。検査中は医師や看護師がそばに付き添い、声かけをしながら進めますので、不安や痛みがあれば遠慮なく伝えてください 。
所要時間: 検査全体で5分程度です 。
費用: 保険適用(3割負担)で、コルポスコピー検査と組織診を合わせて5,000円前後が目安です 。
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