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不正出血

不正出血

その不正出血、放置は危険?
原因・検査・治療法をわかりやすく解説します

不正出血はカラダからのアラームかもしれません

不正出血とは、生理の時以外に認められる性器からの出血のことを言います。

真っ赤な出血(鮮血)や、茶色い出血、さらに下着に付着程度の点状の出血として認められます。また、出血期間がいつもより長引いたりすることもあります。

生理の時以外に出血があると、「自分の体の中にどんな異常が起きているのだろう」と大変不安になるものです。

いつもと違う出血があったら検査を受けることが大切です。

原因の多くは一時的なホルモンバランスによる機能的な出血ですが、中には治療を要する場合があります。

特に閉経期にはホルモンバランスの影響で生理周期が乱れがちです。この年齢での出血は子宮体がんなどによる腫瘍性の出血かどうかを調べることが大切です。

不正出血の原因

■ ホルモンバランスによるもの 

1. 排卵期の出血(中間期出血)

  • 原因:排卵の時期に起こる女性ホルモンの急な変動が原因です。子宮内膜が少しだけ剥がれて、少量の出血が起こります。
  • 特徴:「排卵のサイン」とも言える自然な出血。生理と生理のちょうど中間あたりに2〜3日続くことが多いです。

2.無排卵性出血

  • 原因:ストレスや環境の変化、過度なダイエットなどでホルモンバランスが乱れ、排卵がうまくいかないことで起こります。
  • 特徴:不正出血の中で最も多い原因の一つ。生理が長引いたり、周期がバラバラになったりします。

3.更年期の出血

  • 原因: 40代後半以降、加齢により排卵が不規則になることで、ホルモンバランスが不安定になり出血します。
  • 特徴::不正出血が頻繁に起こることがあります。ただし、この年代は子宮体がんなどの病気が増える時期でもあるため、特に注意が必要です。
■ 炎症(腟炎)によるもの

大腸菌などの雑菌やクラミジア、淋菌、トリコモナスなどの性感染症などの腟炎が不正出血の原因になることがあります。

ふだん腟の中はデーデルライン杆菌という菌によって酸性に保たれ、他の病原菌の増殖を抑えています。これを腟の自浄作用(じじょうさよう)と呼びます。性交渉やストレスなどにより、この自浄作用が破綻すると腟内や子宮の入り口に菌が増殖して出血しやすい状態になります。

■腫瘍によるもの

1. 子宮頸がん:若い世代に多く、初期は無症状

  • 主な症状:初期はほとんど症状がありません。進行すると、不正出血(特に性交渉後の出血)、茶色っぽいおりもの、水っぽいおりものが増えるなどの症状が現れます。
  • 特徴と注意点
    • 20代~40代の若い世代での発症率が高いがんです。
    • 生理周期がある年代では、症状が出ても「生理不順かな?」と見過ごされがちです。初期段階では自覚症状がないため、定期的な「子宮頸がん検診」が非常に重要になります。

2.子宮体がん:40代後半から増加、初期から不正出血

  • 主な症状:がんの初期段階から不正出血を認めることが最も多い症状です。特に閉経後の不正出血は注意が必要です。
  • 特徴と注意点
    • 40代後半から発症率が高まり、閉経を迎える50代~60代で最も多くなります。
    • 更年期はもともと生理周期が乱れやすいため、「年齢のせい」と思い込まず、きちんと検査を受けることが大切です。

3.子宮頚管ポリープ:良性のできもの

  • 主な症状:性交渉の刺激や、腟の炎症などがきっかけで出血することがあります。
  • 特徴と注意点
    • 子宮の入り口(子宮頸管)にできる、キノコ状の良性のできものです。
    • 不正出血の原因として頻度が高いですが、がんとの区別のために検査することもあります。

4.子宮内膜ポリープ:生理が重くなる原因に

  • 主な症状:生理の出血量が多くなる(過多月経)、生理がだらだらと長く続く(過長月経)、不正出血などがみられます。
  • 特徴と注意点
    • 子宮の内側(内膜)にできるポリープです。超音波検査で発見できます。
    • 不妊の原因になることもあり、悪性でないことを確認するために子宮内の検査(子宮体がん検査)を行うことがあります。

5.子宮筋腫:できる場所で症状が変わる

  • 主な症状:特に子宮の内側に近い「粘膜下筋腫」の場合、生理の量が多くなったり、生理期間が長引いたりします。不正出血や貧血、痛みの原因になることもあります。
  • 特徴と注意点
    • 子宮の筋肉にできる良性の腫瘍で、多くの成人女性に見られます。
    • 筋腫ができる場所や大きさによって症状は様々で、無症状の場合も少なくありません。
■ 妊娠に関するもの

1.着床時の出血(性行為から2~3週間前後)

2.絨毛膜下血腫(妊娠初期)

3.流産など。

■ 裂傷によるもの

性行為などによる外陰部や腟壁の裂傷。

不正出血に対する検査

 子宮がん検査:子宮頸がんや子宮体がんの検査を行います。不正出血の原因として生命に関わる病気ですので、チェックしておくことが大切です。

 

 超音波検査子宮や卵巣に出血の原因となる腫瘍の有無をチェックします。

例えば、超音波検査で排卵しないまま残った3㎝前後の卵胞を認めることがあります。この場合、排卵しなかったことが原因でホルモンバランスが崩れ不正出血を起こしたのだと判明します。

 

 おりもの検査細菌感染により子宮の入り口(びらん部分)がただれ、性行為の刺激で出血することがあります。

 

 性感染症検査クラミジアや淋菌やトリコモナスの感染によって、子宮の入り口(頸管部分)が炎症を起こして出血することがあります。クラミジアは不正出血の原因以外に下腹部痛や右の季肋部(右の脇腹あたり)の原因にもなります。また、卵管炎や骨盤腹膜炎を起こした場合は不妊の原因にもなりますので、きちんと検査をしておきましょう。

 

 妊娠反応検査性行為から2週間以上経つと尿による妊娠判定が可能です。受精卵は約1週間で子宮内膜に到達し着床を開始します。この時期に出血することがあり、着床時出血と呼ばれています。着床時の出血も含め、妊娠極初期(妊娠5週前後)の出血は「予定の生理日がやや遅れかも」と思う時期に認められるため、生理による出血か妊娠による出血かを区別することが必要です。

 

 血液検査(女性ホルモン検査など):エストロゲン、黄体化ホルモン、卵胞刺激ホルモンの分泌量のチェックをします。また、出血の量が多く、長引いている場合は貧血の検査も行います。

これらの検査の中から原因検索に必要なものを行います。

不正出血に対する治療

治療は出血の原因により様々です。

■ ホルモンバランスによるもの:多くの場合は経過を見ることで自然に出血は止まります。しかし、出血期間が長い場合や出血量が多い場合は女性ホルモンの内服薬で出血を止め、その後も継続的に治療を続けます。

 

■ 炎症(腟炎)を起こしている場合:原因菌に効果のある抗生剤を処方します。

 

■腫瘍による場合:子宮頸管ポリープは簡単な処置で摘出することが可能です。悪性腫瘍と診断された場合は直ぐに病院へご紹介いたします。

 

■ 妊娠に関するもの:着床時の出血や妊娠初期の出血の多くは経過観察だけで出血は止まっていきますが、産科の病院での経過観察が必要です。

 

■ 裂傷による場合:軽度のキズであれば自然に出血は止まりますが、縫合(縫うこと)が必要な場合は病院での治療が必要となります。

 

生理以外に子宮から不規則な出血が起こる場合、「がん」ではないとはっきり言えるようにしておくことが大切です。そうすれば不正出血があっても慌てなくてすみます。

明確にするためにも定期的な婦人科検診(女性ベーシック検診や横浜市子宮がん検診)をおすすめします。

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