新横浜駅徒歩1分の婦人科クリニック 低用量ピル・子宮頸がん検査・生理のお悩み検査・治療
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新横浜駅 徒歩1分
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子宮頸がんは子宮の入り口にできるがんです。
子宮頸がんの原因は性交渉によって子宮頸部にHPVというウィルスが感染することから始まります。
子宮頸がん(0期も含む)は子供を産み育てる年代に多く見られます。40歳までの罹患率(病気にかかる率)は乳がんより多く認められています。
国立がん研究センター がん対策情報センター(2010年)
国立がんセンターがん対策情報センター 地域癌登録全国
推計によるがん罹患データ(1975年~2005年))
子宮頸がん(0期も含む)に罹患する女性は2000年以降急激に増えています。
また、日本では年間34,075人の女性が子宮頸がん(0期を含む)に罹患し、2,813人が死亡しています。
これは、平均すると毎日約7.7人の女性が子宮頸がんで亡くなっている計算になります。
※2015年国立がんセンターがん対策情報センター
国立がんセンターがん対策情報センター 地域癌登録全国推計によるがん罹患データ(1990年~2005年)
多くのがん罹患率は高齢になるほど高くなりますが、子宮頸がんの罹患率は、この20年間で45歳以上の中高年齢層は減少していますが、20~30歳代は増加しています。
2016年11月より「横浜市 子宮がん検診実施医療機関」に指定されました。
「横浜市がん検診のご案内」が届いた方はご来院ください。予約は必要ありません。受付に「横浜市のがん検診を受けたい」とおっしゃって下さい。
無料クーポンをお持ちの方はご持参下さい。
横浜市 子宮がん検診
HPVはヒトパピローマウイルス(Human Papilloma Virus)の略称。パポバウイルス科に属するウイルスの一つで、ヒト乳頭腫ウイルスとも言われています。HPVはエンベロープ(外被)を持たず、ほぼ球状をしたカプシド(DNAを含んでいる部分)で覆われています。また、HPVには約200種類の型があり、それらには型別に番号がついています。
HPVの分類
●高リスク型(がんに発展する可能性のある型)
16型, 18型, 31型, 33型, 35型, 39型, 45型, 51型, 52型, 56型, 58型, 59型, 68型
●低リスク型(がんに発展することはない型)
6型, 11型, 41型, 42型, 43型, 44型
HPVは性行為によって感染します。皮膚粘膜や子宮頸部に感染しても、血液中に入ることが無いため、感染防御の要となる液性免疫には記憶されません(自然には抗体ができません)。そのため、HPVを排除しても繰り返し感染することがあります。
1983年に、ツアハウゼン博士らが子宮頸がん組織にHPV16型が高率に存在することを報告
しました。その後の分子生物学の急速な発展により、とうとう子宮頸がん予防のためのHPV
ワクチンが開発されるに至りました。この功績により、2008年、ツアハウゼン博士にノーベ
ル生理学医学賞が授与されました。
子宮頚がん患者1918例のうち、96.6%にがん組織の中からHPVが検出されたという報告より、子宮頚がんの原因はほぼ100%HPVの感染であると考えられます。
子宮頸がん細胞診検査が正常だった1622例のうち、同時に行ったHPV検査で86例に高リスクHPVが認められ、1536例はHPV陰性(HPVが認められなかった)でした。
その後数年間の経過観察の後、86例の高リスクHPV例のうち、6例(7%)が高度異形成や上皮内癌に進行したのに対し、1536例のHPV陰性例では、わずか1例(0.07%)しか高度異形成や上皮内癌に進行しなかったという報告です。
高リスクHPVの感染が子宮頸がん進展の危険因子になる事が考えられます。
日本人の子宮頸がんに検出されるHPV型は16型と18型が最も高く、これに52型と58型を加えると全体の72.5%を占めます。海外と比べると、16型の検出率がやや低く(海外では約53%)、52、58型の検出率が高い(海外では約2%)ことが日本での特徴です。
現在、どの型のHPVに感染しているかを簡単な検査(HPV型別検査)で調べることが可能となりました。 感染している型が分かれば、今後子宮頸がんへ移行しやすいのかどうか調べることが出来ます。
子宮頸がん細胞診において「細胞異型」が軽度な場合はASC-USと判定され、「腫瘍性病変」で精密検査を実施するか、「非腫瘍性病変」で経過観察をするか、判断に迷う場合があります。
●腫瘍性病変の細胞異型か?
●非腫瘍性病変の細胞異型変化か?
両者は細胞診のみでは鑑別が困難なことがあるため、仕分けのためにHPV検査が有用となります。
●HPV検査(+)なら腫瘍性病変と考え→精密検査(組織診)をします。
●HPV検査(-)なら非腫瘍性病変と考え→1年間経過観察(1年後再検査)とします。
HPV検査を用いることで(特にHPV型別判定を用いることで)、異形成が進展して行くのか、消退して行くのかをある程度推測することができます。
●軽度異形成が5年以内に高度異形成に進展するリスクはHPV16,18,31,33,35,52,58の7タイプのいずれかが陽性では16.6%、それ以外では3.3%。
●中等度異形成が5年以内に高度異形成に進展するリスクはHPV16,18,31,33,35,52,58の7タイプのいずれかが陽性では40.5%、それ以外では8.3%。
(Hosaka M, et al : Int J Cancer 132: 327-334 2013 )
(Yokoyama M, et al :Cancer Lett 192: 171-179, 2003)
●軽度異形成/中等度異形成で高リスク型HPV検査(-)を1.0倍とした場合
HPV16型(+) の場合:高度異形成・上皮内癌への進展リスクが11.1倍高くなります。
HPV18型(+) の場合:高度異形成・上皮内癌への進展リスクが14.1倍高くなります。
(Matsumoto K et al : Int J Cancer 128(12):2898-2910, 2011)
多くの“がん”はその原因がはっきりしていないため、完全な予防はできないと言われています。しかし、子宮頸がんは以下の特徴があるため、他のがんとは異なり、検診で予防(がんになる前に発見)することができます。
子宮頸がんの原因が高リスクHPVの持続感染であることがわかっている。
簡単な検査で高リスクHPV感染の判定をすることができる。
高リスクHPVの持続感染から子宮頸がんに進行するまでに、数年を要すると言われており、その間はがんの前段階である「異形成」という、細胞に異常を起こした状態で存在する。
「異形成」は子宮頸がん検査で発見可能であり、この状態なら治療でほぼ100%完治する。
子宮頸がん検査で発見された「異形成」をがんに進行する前に治療することができます。
当院では日帰りで治療できる子宮頸部レーザー蒸散術を行っております。
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