新横浜駅徒歩1分の婦人科クリニック 低用量ピル・子宮頸がん検査・生理のお悩み検査・治療
横浜市港北区新横浜3-6-1 新横浜SRビル5階
JR/地下鉄ブルーライン
新横浜駅 徒歩1分
045-471-3385
尖圭コンジローマは良性の腫瘍ですが、再発する率が高く、また、外陰部にイボ状のできものを形成するため美容上も問題となり、罹患した女性の心理的負担が大きい疾患です。
当院では治療期間をできるだけ短くするためにベセルナクリーム(塗り薬)/ ヨクイニン内服治療や CO2レーザー/下平式高周波治療器を併用した治療法を行っています。
病変が広範囲の場合は、まずベセルナクリームとヨクイニンでできるだけ病変部位を縮小してから CO2レーザー/下平式高周波治療をお勧めしています。
尖圭コンジローマは局所にHPV=ヒトパピローマウイルス(Human Papilloma Virus)が感染して起こる性感染症(STI)です。
HPVは、性行為よってできた表皮や粘膜の小さなキズから侵入し皮下の基底細胞に感染します。そのため、コンジローマが発生しやすい部位は性交渉によって接触する外陰部(特に腟と肛門の間)、腟の入り口、腟壁、子宮腟部、肛門付近、尿道口付近です。
尖圭コンジローマについて(国立感染症研究所)
感染後平均3週間~8ヶ月の潜伏期間を経て、鶏冠(とさか)やカリフラワーに似た白色からピンク色のイボが形成されます。
外陰部のかゆみでイボ状のできものに気が付くこともありますが、無症状のこともあります。
また、腟の中にできたコンジローマは自分で見つけることができないため、子宮頸がん検診で偶然発見されることもあります。
外陰部にコンジローマがある場合は腟の中も調べることが必要です。
コンジローマは子宮頸がんと同じく、HPVの感染が原因です。外陰部にコンジローマ感染があると約40%に子宮頸部にもコンジローマの病変が合併します。そのため、コンジローマに罹患した方は子宮頸がん検査が必須です。コンジローマに感染していることが分かる前に行った子宮頸がん検査の場合は、あらためて検査することをお勧めします。
また、尖圭コンジローマは性感染症であることから、尖圭コンジローマよりも感染者数が多いクラミジアや淋菌に同時に感染していることもあるため、これらの性感染症の検査もお勧めします。
コルポスコープ(オリンパス製)
尖圭コンジローマの診断は視診で行います。外陰部、腟の入り口付近、腟の中に非常に小さなイボができた場合は、肉眼ではコンジローマの診断が付かないことがあります。
その場合、当院ではコルポスコープという拡大境を用いて診察をしています。
コルポスコープはツマミを調節することにより、肉眼の3倍から23倍まで拡大して見ることができます。そのため、病変が微細でコンジローマか否かの診断が困難な場合に用いています。
また、微細な病変を治療する場合にもコルポスコープで観察しながらレーザーや凝固療法を行っています。
尖圭コンジローマの鑑別診断として腟前庭乳頭腫があります。腟前庭乳頭腫の好発部位は小陰唇の内側あるいは腟の入り口です。小さなイボ状の腫瘤は尖圭コンジローマと似ていますが、腟前庭乳頭腫の多くは整列して認められ、イボの先端は丸くてツルンとしています。腟前庭乳頭腫の原因は現在不明ですが、その発生には女性ホルモンの関与が考えられており、性病ではないため治療の必要はありません。
尖圭コンジローマの診断は主に視診で行います。イボの一部採取して病理学検査(顕微鏡検査)をすることもありますが、これは悪性腫瘍を否定する目的で行います。そのため、尖圭コンジローマは病理学検査のみで診断することはありません。
尖圭コンジローマの治療にはCO2レーザー療法・凝固療法・凍結療法などの外科的治療とベセルナクリーム塗布、ヨクイニン(漢方)などの薬物療法があります。
■ 当クリニックで行っている治療
・ CO2レーザー蒸散術 / 下平式高周波凝固術
・ べセルナクリーム療法 / ヨクイニン漢方内服治療
再発をできるだけ抑え、短期間で治療が終わるよう、CO2レーザー/下平式高周波治療とベセルナクリーム/ヨクイニン療法との併用療法をおこなっています。
ベセルナクリームとヨクイニンを併用することで尖圭コンジローマに対する治療効果をより期待できます。
※ヨクイニンは保険適用ですので自費での購入より安価に購入できます。
CO2レーザーや下平式高周波治療は治療部位からの出血が少なく、また、他の方法に比べ短期間で治療ができます。
治療時間は約10分です。局所麻酔で行いますので、術後は普段通りの生活ができますが、性交渉は治療部位が治る(皮膚再生する)まで約3-4週間控えるようにします。
※皮膚が再生する過程で治療部位は約3-4週間ジクジクします。そのため病変が広範囲におよぶ場合には、まず、ベセルナクリームを塗布する治療から始めます。
コルポスコープを用いたレーザー治療
肛門周辺や腟前庭などの小さなコンジローマ治療の時にはより確実に治療を行うため、コルポスコープを用いることもあります。
ベセルナクリームを塗ることで微細な病変を治療し、再発を少なくできます。ベセルナクリーム塗布だけで治癒する場合も多くあります。
「尖圭コンジローマ診療ガイド」より
・局所の細胞性免疫応答を高める(免疫力を高める)ことでウイルスに感染した細胞を障害する。
・尖圭コンジローマの原因ウイルスであるHPVの増殖を抑制する。
・副作用として、クリームを塗った患部やその周囲に赤み、ただれが現れることがあります。症状が強い場合は一旦使用を中止しします。
コンジローマは再発を繰り返すことがあるため、精神的に疲れてしまうことがありますが、必ず治癒します。根気よく治療を行うことが大切です。
診療時間の午後4時に来院された場合、当日にCO2レーザー/下平式高周治療を行っておりますが、診療時間の都合で次回の予約治療とさせていただく場合がありますのであらかじめご了承下さい。(土曜日は予約制となります)
また、施術を希望される場合はあらかじめ、問診時にお伝え下さい。受付ではレーザー治療希望の有無をお伺いすることはありません。
最終的に医師との相談の上、施術施行を決めさせて頂いていますが、病変が広範囲の場合は、まずベセルナクリームとヨクイニンでできるだけ病変部位を縮小してから施術することをお勧めしています。
■ 治療時にご持参いただくもの
・治療後、少量ですが出血を認める場合がありますので、ナプキンをご持参ください。
・レーザー治療には安全を期しておりますが、念のため眼を保護するためのハンドタオルをご持参ください。
※妊娠中の方の治療は当院では行えませんので、治療は妊婦健診でのかかりつけ医にご相談ください。
●CO2レーザー/下平式治療における注意点 保険にて治療を行う場合、① 外陰部(腟前庭を含む)② 肛門周辺 ③ 腟内の各部位を同じ日に治療することはできません。 また、施術後直ぐに近くに再発することがありますが、その場合はベセルナクリームで治療することになります。 原則としてどれか一部位を治療した場合は翌月など、治療した月と違う月に行います。また、同部位の治療は3ヶ月間開けての治療となりますのでご了承ください。 |
● コンドームを「常時使用」および「通常使用」する場合、リスク比が1.0未満(それぞれ0.7~0.8)となっており、尖圭コンジローマのリスクが減少することを示しています
● 一方、「時々使用」および「使用しない」の場合は、リスク比が1.0を超えており(それぞれ1.7と1.8)、尖圭コンジローマのリスクが増加することを示しています。
この結果からコンドームの使用頻度が低いと尖圭コンジローマのリスクが高くなることがわかります。
レーザー蒸散/凝固(病理検査含む) | 8,000円程度(診察料、治療費を含む) |
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月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午後 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午前 10:00~13:30
午後 14:30~18:30
【初診/再診】の受付時間
午前診療は12:45まで
午後診療は18:00まで
となります。
お電話でご予約ください。
(他の曜日は予約不要です)
予約受付時間は診療日の
10:00~13:30
15:00~18:30
木曜日・日曜日・祝日
〒222-0033
神奈川県横浜市港北区新横浜3-6-1SRビル5階
新横浜駅 徒歩1分
※JR新横浜駅
北口改札を出て右に曲がり『横浜アリーナ方面出口』階段を降りたらすぐ正面のビル
※横浜市営地下鉄ブルーライン新横浜駅
『出口3A』のエスカレーターを登ったら左のビル
●デイリーヤマザキが1階にあります。