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米疾病対策センター(CDC)の調査によると、米国で子宮体がんの症例が増えていることが報告されました。(Morbidity and Mortality Weekly Report:2018年12月7日号)
子宮体がんが増加している原因の一つとして肥満の蔓延が挙げられています。近年、米国人女性の肥満の増加は著しく、過体重や肥満女性は、適正体重の女性に比べて子宮体がんの罹患リスクが2~4倍であるとも言われています。
子宮体がん女性の生存率を向上させるには、早期発見が重要で、CDCによれば、子宮体がんの重要な初期症状には「不正出血」が挙げられています。不正出血には月経と月経の間にみられる少量の出血や性交後、閉経後の予期しない出血が含まれ、これらの症状は子宮体がん症例の10人のうち9人に認められていたと報告されています。
国立がん研究センターの統計によると、日本人女性で子宮体がんと診断される人は、40歳代から多くなり、50歳から60歳代の閉経前後で最も多くなっています。近年は食生活の欧米化などに伴い子宮体がんの罹患率は日本でも増加傾向にあり、2014年は2004年に比べ約2倍に上昇しています。
40歳代から50歳代というと、年齢的にちょうど更年期にあたり、生理が不順となり、不正出血が増える時期でもあります。このため、ホルモン的な出血なのか、子宮体がんの出血なのか区別ができないことがあります。
40歳後半の更年期に不正出血が続く場合は、念のため子宮体がんの検査を受けることが大切です。
日本女性の子宮体癌罹患者数・死亡者数
資料:国立がん研究センター がん対策情報センター