新横浜駅徒歩1分の婦人科クリニック 低用量ピル・子宮頸がん検査・生理のお悩み検査・治療
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子宮頸がん検診(検査)は子宮の入り口(子宮腟部)を綿棒やブラシでこすって細胞を採取し、それを顕微鏡を用いて細胞の形態変化を調べる検査です。
検診(検査)では細胞の形態が正常か異常かをまず確認し、異常であればどの程度の異常かを判定します。異常の程度によってASC-US、LSIL、HSIL、ASC-H、SCCなどと分類されます。
ASC-USとは、細胞の形態が正常ではないが異形成と診断するには細胞の異形変化が少ないと判断されたグレーな所見です。がんが疑われる所見ではなく、異形成が疑われている所見です。
※ASC-US (Atypical Squamous Cells of Undetermined Significance)=意義不明な異型扁平上皮細胞
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子宮頸がん検査は細胞の形を顕微鏡で調べる検査なので、細胞の形が正常か異常かは検者によって判定が微妙に異なることがあります。「正常細胞が少し形を変えた心配ないもの」なのか、「HPVに感染している腫瘍性の病変」なのか区別が付きにくい場合はASC-USと判定されます。
●ASC-USで子宮頸部にHPVの感染があるれば子宮頚部異形成
●ASC-USで子宮頸部にHPVの感染がなければ子宮頚部異形成ではないと考えます。
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ASC-USと判定された時には二次検査が必要です。
子宮頸がんのほぼ100%はハイリスク型HPVの持続感染によって引き起こされることが判明しているため、今後子宮頸がんに発展していく可能性があるかどうかをハイリスク型HPV感染の有無によって判定します。
■二次検査としてハイリスク型HPV(がんに進展する可能性のあるHPV)に感染しているかどうかの検査を行います。これをHPV検査と言います。
検査方法は子宮頸がん検査と同様に子宮の入り口(子宮腟部)をブラシでこすって細胞を採取します。頸がん検査は顕微鏡を用いて形態変化を人間が調べますが、HPV検査は、採取された細胞の中にハイリスク型HPVに感染している細胞がいるかどうかを検査機器が調べます。
結果は、ハイリスク型HPV感染細胞が「検出された」あるいは「検出されない」と判定されます。
●検出された(陽性)場合はその後さらに「子宮頸部組織診」を行います。
●検出されなかった(陰性)場合は「1年後の子宮頸がん検診再検査」となります。
■ハイリスク型のHPVが検出された(陽性)場合「子宮頸部組織診」を行います。検査は5分ほどで終わります。痛みもほとんどありませんが、組織採取した部分から出血しますので、検査の時はナプキンを持参するとよいでしょう。
子宮頸がん検診でASC-USと判定され、「要精密検査」と判定されたけど怖い病気?と心配になった方が多くいらっしゃいます。怖い状態ではありませんが、きちんと二次検査を受けることが大切です。
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