新横浜駅徒歩1分の婦人科クリニック 低用量ピル・子宮頸がん検査・生理のお悩み検査・治療
横浜市港北区新横浜3-6-1 新横浜SRビル5階
JR/地下鉄ブルーライン
新横浜駅 徒歩1分
045-471-3385
月経困難症とは、月経に関連して起こる強い痛み(生理痛)に加え腰痛、頭痛、吐き気、下痢、倦怠感などを伴う状態を指します。
生理痛を「生理が始まるとぎゅー、ぎゅーっと爪で下腹部をつかまれているような強い痛みを感じる」と表現する方もいます。
月経困難症は単なる月経の痛みではなく、女性の健康と生活の質や将来の妊娠にも大きな影響を与える可能性のある症状です。症状が続く場合は、早めに適切な診断と治療を受けることが大切です。
機能性月経困難症:子宮や卵巣など、骨盤内臓器に原因となる病気がない。
生理の初日および2日目頃の出血が多いときに強く、痛みの性質はけいれん性で断続的なことが多い。
器質性月経困難症:子宮内膜症、子宮筋腫などの何らかの病気が原因となる。
生理の4~5日前から生理後まで続く、持続性の鈍痛のことが多い。
生理の時に子宮内膜が剥がれる際に子宮内膜からプロスタグランジンという物質が分泌されます。
プロスタグランジンには子宮を収縮させる作用があります。生理時に、このプロスタグランジンが多量に分泌される方やプロスタグランジンに感受性の高い方では、子宮筋の収縮が強くなり、生理痛を引き起こす一番の原因と考えられます。
また、このプロスタグランジンが全身の血液中に循環することで、吐き気や頭痛などを引き起こすこともあります。
生理の血液が子宮の中から腟の中へ押し出される際に、子宮頸管という細い出口を通ります。この細い場所を通るときの刺激で痛みが発生します。
子宮は前屈(お腹側に屈曲している)あるいは後屈(お尻側に屈曲している)しています。この屈曲の程度が強いと頸管を通過する際の痛みが生じやすくなります。
■子宮内膜症
子宮内膜症の原因は未だ分かっていませんが、生理の時に剥がれて血液と共に腟に流れ出る子宮内膜の一部が、卵管を通って骨盤の中に逆流していることが原因ではないかと考えられています。
この逆流した子宮内膜細胞の一部が卵巣や骨盤腹膜で増殖し、生理のたびにその場所で出血するため骨盤内で癒着と炎症を引き起こし、痛みの原因になるということです。
さらに、骨盤内で増殖した内膜病変からプロスタグランジンが産生され、骨盤内(特に腰や肛門側)に痛みを放散させていると考えられます。
子宮内膜症には上記の問題点があるため、子宮内膜症が疑われる場合は低用量ピルやジエノゲストによる治療をお勧めしています。
子宮内膜症について詳しくはこちらをクリック
■子宮筋腫
筋腫によって子宮全体の大きさが大きくなり、子宮内腔が広くなることがあります。
子宮内腔が広くなると子宮内膜で産生されるプロスタグランジンの量が多くなり、生理の量が増え、痛みがさらに強くなることがあります。
生理痛が強くて日常生活に支障を来す場合は治療の対象になります。
●鎮痛剤:プロスタグランジン合成阻害薬(ロキソニンなどのNSAID)の内服。
●漢方薬:当帰芍薬散、桂枝茯苓丸などの内服。
●低用量ピル:生理では子宮内膜がはがれ落ちて排出されますが、その際、子宮内膜が厚いほど痛みが強くなります。低用量ピルには子宮内膜が厚くなるのを抑える働きがあるため、痛みの原因となるプロスタグランジンの産生を低下させたり、月経の量を少なくして生理痛を緩和する作用があります。
生理痛の強い方の中に内膜症が隠れている場合があり、また、生理痛自体が内膜症のリスクになると言われています。低用量ピル内服により、子宮内膜症の悪化や予防になることが期待できます。
●ジエノゲスト0.5mg:ジエノゲスト0.5mgは毎日服用することで低用量ピルと同様に子宮内膜を薄く保つ働きがあるため、その痛みを減らすことができます。
低用量ピルとの違いは、低用量ピルはエストロゲンとプロゲスチンの合剤ですが、ジエノゲストはプロゲスチン単剤のため、血栓症発症リスクがほとんどありません。そのため、血栓症リスクが高い方:40歳以上の方、片頭痛の前兆がある方(片頭痛が起こる直前にキラキラしたものが見える)などでも内服することが可能な優れた生理痛治療薬です。
欠点が2つあります。1つ目は毎日1日2回内服する必要があること。2つ目は低用量ピルに比べ内服中の不正出血の率が高いことです(内服を継続するとその率は軽減します)。
● 毎月の生理痛から解放される方法はあります。痛み止めだけでがまんして堪え忍ぶことはありません。是非ご相談下さい。
● 超音波検査などにより原因を調べ、お一人お一人にあった治療をご提供しています。
(検査は必須ではありませんが、内膜症などのチェックのためお勧めしております)
● 子宮筋腫や子宮内膜症などで手術が必要と思われた方にはご相談の上、最適な病院(ドクター)をご紹介しています。
生理痛で病院に行くのには抵抗があります。
生理痛の強い方の中には子宮内膜症が隠れている場合があります。子宮内膜症の方は30%~50%と、高率に不妊になるといわれています。将来のためにも生理痛の検査・治療は大切です。
近くの産婦人科はお産の専門のような感じで、生理痛の相談には行きにくい。
婦人科のクリニックにはお産の患者さんはいらっいません。生理痛の相談だけではなく、生理不順やおりものが気になる方も診察可能です。
生理痛がひどくて診察を受けたいのですが、受診するタイミングが分かりません。
生理中でも生理が終わってからでもかまいません。症状が強いのであれば、できるだけ早めに受診することをお勧めいたします。
痛みがどのくらいであれば受診した方がよいですか?
日常生活に支障をきたす様なら検査・治療を受けられた方がよいでしょう。生理痛はあって当たり前と思わないで!生理痛のない生活を想像してみてください。
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