新横浜駅徒歩1分の婦人科クリニック 低用量ピル・子宮頸がん検査・生理のお悩み検査・治療
横浜市港北区新横浜3-6-1 新横浜SRビル5階
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新横浜駅 徒歩1分
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不正出血とは、生理の時以外に認められる性器からの出血のことを言います。
真っ赤な出血(鮮血)や、茶色い出血、さらに下着に付着程度の点状の出血として認められます。また、出血期間がいつもより長引いたりすることもあります。
生理の時以外に出血があると、「自分の体の中にどんな異常が起きているのだろう」と大変不安になるものです。
不正出血は、年代を問わず多くの女性が経験する症状です。 その原因は、ストレスやホルモンバランスの乱れといった一時的なものから、治療が必要な病気が隠れているサインである可能性まで様々です。
「たいしたことないかも」「様子を見よう」と自己判断してしまうと、大切な病気の発見が遅れてしまうこともあります。
原因を正しく知ることが安心への第一歩です。まずはご相談ください。
■年齢別不正出血の原因、検査、治療
思春期は、脳と卵巣を結ぶホルモン分泌の連携システムが未熟なため、周期的な排卵が起こらない無排卵周期が頻繁に見られます。
排卵がないと子宮内膜を安定させる黄体ホルモンが分泌されず、不安定になった内膜が不規則に剥がれ落ちてダラダラとした出血(破綻出血)を引き起こします 。
これは体の成熟過程で起こる生理的な現象ですが、まれにホルモン異常が隠れていることもあるため長期の出血が続く場合は検査が大切です。
問診:初経年齢、月経周期、出血の様子などを詳しく聞きます 。
身体診察:性交渉の経験がなければ、内診は通常行わず、必要な場合のみお腹の上からの超音波(エコー)検査で子宮や卵巣の状態を確認します 。
血液検査(女性ホルモン検査など):エストロゲン、黄体化ホルモン、卵胞刺激ホルモンの分泌量のチェックをします。また、出血の量が多く、長引いている場合は貧血の検査も行います。
経過観察と生活指導:出血が軽度で貧血もなければ、バランスの取れた食事や十分な睡眠などの生活指導を行い、自然に周期が整うのを待ちます 。
非ホルモン療法:出血量が多い場合は、止血剤(トラネキサム酸)や貧血に対する鉄剤を用います 。
ホルモン療法:出血が続く、量が多いなど生活への影響が大きい場合、低用量ピルや黄体ホルモンの内服薬でホルモン環境を安定させ、出血をコントロールします。これが最も標準的な治療法の一つです 。
この年代の不正出血は様々な原因で起こります。
多くの場合は一過性のホルモンバランスの変化によるものですが、妊娠の可能性を考慮することが大切です。
それに加え、感染症や子宮の病気、がんのリスクも考えます。
性交渉のある女性の不正出血では、妊娠関連の出血を第一に疑います 。
着床出血:受精卵が子宮内膜に着床する際の少量の出血 。
切迫流産:流産のリスクがある状態。多くの場合妊娠は継続しますが、約15%は自然流産にいたります。
異所性妊娠(子宮外妊娠):受精卵が子宮外に着床する危険な状態で、母体の生命に関わることもあります。不正出血と下腹部痛が主な症状です 。妊娠6週から7週くらいで症状が出ることが多い。
特徴 | 着床出血・妊娠初期の出血 | 通常の月経 |
時期 | 月経予定日の数日前〜予定日ごろに起こることが多い | ほぼ一定の周期(24〜38日)で起こる |
量 | ごく少量から月経程度の量まで様々。一般的には月経より少ないことが多い | 2〜3日目に多く、徐々に減少する |
期間 | 1〜3日程度で終わることが多いが、ダラダラ続くこともある | 3〜7日間続く |
随伴症状 | 軽い下腹部痛を伴うことがある。激痛の場合は異常のサイン | 生理痛を伴うことが多い |
排卵期の出血(中間期出血)
無排卵性出血
子宮頸がん:若い世代に多く、初期は無症状
子宮頚管ポリープ:良性のできもの
子宮内膜ポリープ:生理が重くなる原因に
子宮筋腫:できる場所で症状が変わる
クラミジア、淋菌などの性感染症(STI)は、子宮頸管に炎症を起こし、特に性交渉後の出血(接触出血)の原因となります 。無症状のことも多いため注意が必要です
トリコモナスは性感染症の中で最も症状が出やすく、黄色いおりものが特徴です。
ふだん腟の中はデーデルライン杆菌という菌によって酸性に保たれ、他の病原菌の増殖を抑えています。
これを腟の自浄作用(じじょうさよう)と呼びます。性交渉やストレスなどにより、この自浄作用が破綻すると腟内や子宮の入り口に菌が増殖して出血しやすい状態になります。
例えば、超音波検査で排卵しないまま残った3㎝前後の卵胞を認めることがあります。この場合、排卵しなかったことが原因でホルモンバランスが崩れ不正出血を起こしたのだと判明します。
おりもの検査:細菌感染により子宮の入り口(びらん部分)がただれ、性行為の刺激で出血することがあります。
性感染症検査:クラミジアや淋菌やトリコモナスの感染によって、子宮の入り口(頸管部分)が炎症を起こして出血することがあります。クラミジアは不正出血の原因以外に下腹部痛や右の季肋部(右の脇腹あたり)痛の原因にもなります。また、卵管炎や骨盤腹膜炎を起こした場合は不妊の原因にもなりますので、きちんと検査をしておきましょう。
血液検査(女性ホルモン検査など):エストロゲン、黄体化ホルモン、卵胞刺激ホルモンの分泌量のチェックをします。また、出血の量が多く、長引いている場合は貧血の検査も行います。
■ ホルモンバランスによるもの:多くの場合は経過を見ることで自然に出血は止まります。しかし、出血期間が長い場合や出血量が多い場合は女性ホルモンの内服薬で出血を止め、その後も継続的に治療を続けます。
■ 炎症(腟炎)を起こしている場合:原因菌に効果のある抗生剤を処方します。
■腫瘍による場合:子宮頸管ポリープは簡単な処置で摘出することが可能です。悪性腫瘍と診断された場合は直ぐに病院へご紹介いたします。
■ 妊娠に関するもの:着床時の出血や妊娠初期の出血の多くは経過観察だけで出血は止まっていきますが、産科の病院での経過観察が必要です。
アクセスと診療時間
この年代は卵巣機能が低下しホルモンが揺らぐため不正出血が起こりやすいですが、同時に子宮体がんなどの悪性腫瘍のリスクが顕著に増加するため、「更年期だから」という自己判断はとても危険です
更年期移行期では無排卵に伴うエストロゲン優位状態による機能性出血の頻度が高いものの、特に注意すべきは子宮内膜における器質的病変の存在です。
子宮体がんの主なリスク因子 |
肥満 |
妊娠・出産経験がない、または少ない |
閉経が遅い |
月経不順(特に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の既往) |
糖尿病、高血圧 |
乳がん治療薬(タモキシフェン)の服用歴 |
子宮頸がん:若い世代に多いが、更年期にも認められることがある
子宮頚管ポリープ:良性のできもの
子宮内膜ポリープ:生理が重くなる原因に
子宮筋腫:できる場所で症状が変わる
例えば、超音波検査で排卵しないまま残った3㎝前後の卵胞を認めることがあります。この場合、排卵しなかったことが原因でホルモンバランスが崩れ不正出血を起こしたのだと判明します。
血液検査(女性ホルモン検査など):エストロゲン、黄体化ホルモン、卵胞刺激ホルモンの分泌量のチェックをします。また、出血の量が多く、長引いている場合は貧血の検査も行います。
アクセスと診療時間
閉経後(最後の月経から1年以上経過後)に一度でも出血があった場合、それは「閉経後出血」と呼ばれ、多くの場合に精密検査が必要な異常サインです 。
閉経後出血で最も頻度が高い原因は、女性ホルモンの欠乏で腟粘膜が薄く弱くなる萎縮性腟炎です 。
しかし、約10%に子宮体がんが見つかるというデータもあり、がんの否定が診察の最優先事項となります 。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午後 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午前 10:00~13:30
午後 14:30~18:30
【初診/再診】の受付時間
午前診療は12:45まで
午後診療は18:00まで
となります。
お電話でご予約ください。
(他の曜日は予約不要です)
予約受付時間は診療日の
10:00~13:30
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