新横浜駅徒歩1分の婦人科クリニック 低用量ピル・子宮頸がん検査・生理のお悩み検査・治療

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HPVは「ヒトパピローマウイルス(Human Papilloma Virus)」の略称で、子宮頸がんの主な原因となるウイルスです。「ヒト乳頭腫(にゅうとうしゅ)ウイルス」とも呼ばれています。
現在、HPVには約200種類の型が存在することがわかっており、それぞれに番号が付けられています。
約200種類あるHPVは、がんに発展するリスクの有無によって、大きく以下の2つに分類されます。
| 分類 | 特徴 | 該当する主なHPV型 |
| 高リスク型 | がんに発展する可能性のある型 | 16型, 18型, 31型, 33型, 35型, 39型, 45型, 51型, 52型, 56型, 58型, 59型, 68型 |
| 低リスク型 | がんに発展することはない型 | 6型, 11型, 41型, 42型, 43型, 44型 |
HPVは主に性行為を介して感染します。ウイルスは皮膚の粘膜や子宮頸部にとどまるため、血液中には入らないという特徴があります。このメカニズムにより、以下のような注意点があります。
自然に抗体が作られない :血液中に入らないため、感染防御の要である「液性免疫」に記憶されることがなく、自然に抗体が生成されることはありません。
何度でも再感染する可能性がある :免疫が記憶されないため、自身の力で一度HPVを排除できた場合でも、再び感染(再感染)する可能性があります。
医学専門誌 Sexually Transmitted Infections に掲載された論文(Waller et al., 2007)などでは、HPVの感染経路が「性的な接触」であるという事実だけが強調されることで、患者に不必要な「恥(shame)」や「汚名(stigma)」を着せてしまう社会的リスクが指摘されています。
☝️しかし、以下の3つの科学的データを知れば、誰かを責めること自体に意味がないことが分かります。
特別なことではなく、性的な経験がある人なら生涯で一度は必ずと言っていいほど感染する、ごく一般的なウイルスです。
▶️ 論文1
子宮頚がん患者1918例のうち、90.7%にがん組織の中からHPVが検出されたという論文。
この論文の結果から、子宮頸がんの主な原因はHPV感染であると考えられます。

▶️ 論文2
細胞診(子宮頸がんの一般的な検査)で「異常なし」と診断された1,622人を数年間追跡した研究で、高リスク型のHPV(ヒトパピローマウイルス)に感染していると、将来がん化するリスクが高くなることが分かりました。
グループ別の経過は以下の通りです。
高リスク型HPVに感染していた人(86人)
がんの手前の状態(高度異形成や上皮内がん)に進行した割合:6例(7%)
HPVに感染していなかった人(1,536人)
進行した割合:わずか1例(0.07%)
【この結果から分かること】 たとえ細胞診の検査で「正常」であっても、高リスク型のHPVに感染していることは、将来の子宮頸がんにつながる「大きな危険因子」であると言えます。

Int J cancer 1996 Dec 11;68(6):766-9.「PCR-based high-risk HPV test in cervical cancer screening gives objective risk assessment of women with cytomorphologically normal cervical smears」

Miura S, Matsumoto K, Oki A, Satoh T, Tsunoda H, Yasugi T, et al. Do we need a different strategy for HPV screening and vaccination in East Asia? Int J Cancer. 2006;119(11):2713-5.
日本人女性の子宮頸がんの主な原因は「16型」と「18型」:日本で最も多く検出されるのは、この2つのタイプです。
上位4つのタイプで全体の72.5% :上記の16型・18型に、「52型」と「58型」を加えた4つのタイプで、全体の7割以上を占めています。
海外との違い(日本ならではの特徴):
16型: 海外(約53%)と比べると、日本ではやや少なめです。
52型・58型: 海外ではそれぞれ約2%と少ないですが、日本では高い割合で検出されるのが大きな特徴です。

Toshiyuki Sasagawa, Toshiyuki Maehama, Kazuhisa Ideta, Takuya Irie, Fujiko Itoh J-HERS Study Group. J Med Virol. 2016 Nov;88(11):1989-96.
細胞の検査で「異常なし」だった日本人女性3,047人を調べたところ、HPV(ヒトパピローマウイルス)感染には以下のような独自の特徴があることが分かりました。
世界で多い「18型」が日本では少ない: 世界的に子宮頸がんの主な原因とされる「HPV-18型」ですが、日本では比較的少ないことが判明しました。
日本では「52型」が最も多い: 一方で、日本では「HPV-52型」の感染率が最も高く、これは日本ならではの傾向といえます。
現在、どの型のHPVに感染しているかを簡単な検査(HPV型別検査)で調べることが可能となりました。 感染している型が分かれば、今後子宮頸がんへ移行しやすいのかどうか調べることが出来ます。
HPV16/18/31/33/35/52/58の7つの型は、他の型と比べて進行のリスクが高いと言われています。
また、子宮頸がんには扁平上皮癌(約8割)と腺癌(約2割)があり、感染しているHPV型が異なる傾向にあります。扁平上皮癌ではHPV16型の感染が、腺癌ではHPV18型の感染が多く検出されています。
Int J Cancer. 2006 Dec 1;119(11):2713-5.「 Do we need a different strategy for HPV screening and vaccination in East Asia?」
子宮頸がん細胞診において「細胞異型」が軽度な場合はASC-USと判定され、「腫瘍性病変」で精密検査を実施するか、「非腫瘍性病変」で経過観察をするか、判断に迷う場合があります。
両者は細胞診のみでは鑑別が困難なことがあるため、仕分けのためにHPV検査が有用となります。
●HPV検査(+)なら腫瘍性病変と考え→精密検査(組織診)をします。
●HPV検査(-)なら非腫瘍性病変と考え→1年間経過観察(1年後再検査)とします。
HPV検査を用いることで(特にHPV型別判定を用いることで)、異形成が進展して行くのか、消退して行くのかをある程度推測することができます。
●軽度異形成が5年以内に高度異形成に進展するリスクはHPV16,18,31,33,35,52,58の7タイプのいずれかが陽性では16.6%、それ以外では3.3%。
●中等度異形成が5年以内に高度異形成に進展するリスクはHPV16,18,31,33,35,52,58の7タイプのいずれかが陽性では40.5%、それ以外では8.3%。
( Int J Cancer 2013 :132: 327-334 Hosaka M, et al )
(Cancer Lett 2003 :192: 171-179Yokoyama M, et al )
●軽度異形成/中等度異形成で高リスク型HPV検査(-)を1.0倍とした場合
HPV16型(+) の場合:高度異形成・上皮内癌への進展リスクが11.1倍高くなります。
HPV18型(+) の場合:高度異形成・上皮内癌への進展リスクが14.1倍高くなります。
( Int J Cancer 2011 :128(12):2898-2910 Matsumoto K et al )
アクセスと診療時間
HPV検査: 16型、18型とその他のハイリスク型のどれかに感染しているかを検出 | 9,500円 |
|---|
HPV型別検査: 16型、18型も含め、ほぼすべてのハイリスク型を検出 | 16,000円 |
|---|
初診料 1,800円 / 結果・再診料 1,000円 (12月価格改定)
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
| 午後 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午前 10:00~13:30
午後 14:30~18:30
【初診/再診】の受付時間
午前診療は12:45まで
午後診療は18:00まで
となります。
お電話でご予約ください。
(他の曜日は予約不要です)
予約受付時間は診療日の
10:00~13:30
15:00~18:30
木曜日・日曜日・祝日
〒222-0033
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